七尾の川内豆
金沢に行った時はたいてい、
西のかわむらでお土産に甘納豆を買う。
今回は、期間限定のものを買ってみた。
「七尾の川内豆」説明によると、
持ち込みの豆ということだった。
市場にでまわるほど量のない在来の豆を、
生産者が持ち込んで、甘納豆にして売っている。
これが実に美味しい。
袋の説明を読むと、
やや言葉足らずではっきりわからないが面白い。
黒インゲン豆らしい。
つばくら豆と言われるものではないかと。
江戸時代は世界に類がないほど、
農業に関する本が出た時代であると以前読んだ。
市井の農学者がたくさんいて、
農業について研究して、
その成果を広めたいと言う志でもって、
頑張った人たちがいて、
それを求める農民もまた多かったということか。
志賀町の村松標左衛門さんもそんな一人だろう。
これが文化というものである。
向学心探究心やる気が津々浦々の人々に満ちていた。
七尾の7と燕を配したイラストが可愛い。