松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

九州の旅3

2日目、天草に行く船が10時10分と遅いので、
朝の間にどこかに行こうと考えましたが、
やはり入れる時間が早めなのはお寺さんです。
ま、永平寺ほどではなかったけど。
(あそこは確か5時半からだったような)
黄檗宗の最も古いお寺興福寺にうろうろ歩いて行きました。
1624年に建てられたお寺です。
長崎は前が海後ろが山で、細長く街ができていますが、
町の際の山沿いに寺町があります。
石垣が大変に立派です。
ここはお茶が初めて日本に入ってきた場所です。
お茶が日本の文化に果たした役割は大きいし、
お茶席は時に大商人や政治家が集まった、
悪だくみの舞台にもなったわけですから、
政治にも大いに関係したとも言える。
お茶の木もお庭に当然ありまして、
もともと薬草の扱いですから、
元気が出るんじゃないかと、
新芽を二枚ばかり頂戴して、
ムシャムシャさせていただきました。
いろいろなところにある、
魚型木鐸の最も古いものがぶら下がっています。
これは実に素晴らしかった。
お魚とはいえ顔が完全に龍でしょ。
これなんかお話があるんだと思うけど、
後で行く歴史文化博物館にも、
お魚が龍に変身する途中の彫刻の、
焼き物の像もありましたからね。
鱗つながり?
違和感があるようなないような…

伊丹から飛行機に乗ったはずの娘が、
長崎空港からリムジンバスで長崎港に到着したのが、
出港10分前の10時で、私はまじ気をもみました。
昨日の夜は京都本社の花見、
久しぶりに社長と飲んだ、らしいから…
天草行きのツアー参加者は我々の他に、
大阪から来られたご夫婦、それだけでした。

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