松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

真脇遺跡のこと

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姉が友人と路線バスを乗り継いで、
結構苦労して行ってきた能登の土産を送ってくれた。
おめあては真脇遺跡である。
能登半島には遺跡は割にいっぱいある。
このチラシを読むと、縄文の初期からなんと、
4000年に渡って繁栄しておったと!
長期定住型集落遺跡であると。
400年ちゃうよ!4000年…
場所は能登半島の先っぽの方の右側、
能登町というところ。
食料の調達が安定して出来ていたということだろう。
直径1メートルのクリの木を半分に割った、
列柱の跡とかもね、そんな栗の巨木があるとはね。
さぞや沢山の栗がなるんだろうし、
栗が好きな私は、どうやって食べたのかなぁと思うよね。
焼き栗、蒸し栗は当然と思う。
みんなの大好きな稲作伝来は、
まだということになっていますが、
4月1日から輸入開始とかいう通商条約ではないですから、
こういうもんは長い間にいろんな場所にポロポロと、
伝わり続けているものです。
雑穀類でもいいですけど、栗ご飯的なものとかね。
あと宝達葛の産地のそばですから、葛粉は使ったかも。
栗と葛を使った上品な和菓子、ですか?
メインディッシュは追い込み漁でとった、
イルカ肉のステーキかシチュー。
焼き魚かもしれんが。
ここの遺跡ではないと思うけど、
縄文時代土器にいれて焼いた塩を、器ごと、
販売していた場所も能登にある。
どこか忘れたが。
塩入れが北海道の遺跡で見つかったりしているから。
船で運んでいたのである。
だから塩味は付いてるしね。
イルカの油はランプで照明に使われた。
雰囲気も満点の超リッチなディナータイムかもやんか。
しかし、4000年は衝撃的です。
土器の名前が可愛すぎるし。
「鳥さん」!!
このお魚型の石器もいいねぇ。
この頭のカーブとかエラの角度とか、ブリかなぁ。

在来の地豆を沢山送ってくれた。
これもちろん食べるけど、
間に合えば娘に植えてもらいたい。
私はこの緑の豆が大好きなので、
西の廓の甘納豆屋さんの真似をして、
甘く煮て乾かした感じの甘納豆にしてみようかと存ずる。
この大浜大豆も珠洲の在来の豆。
500gもあるから味噌にしたらどうやろ。
もうね、良い未来はひとかけらも見えないから、
ある間に美味しいものを食べる、
これくらいしか楽しいことは思いつかないっすよ。

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国会の様子は、怒りを通り越して、
悲しみに沈んじゃうよねぇ。