松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

魚の話

ここに来て魚が一気にダメになる話が、
いろいろ出てきている。
今世紀中にという感じの話…
この前紹介した本では、
珊瑚礁が想像以上に魚にとって大事なことを知った。
白化がどうして起きるかは珊瑚の共生している藻が、
海水温が少し上がっただけでダメになるからである。
珊瑚は動物なのに、
まるで木のような植物のような形をしているのは、
共生している藻が光合成をしているからである。
藻のために、
なるべくたくさんの光を受けようと頑張って、
あんな形になったのである。
藻がダメになるのは光合成が激しく起こりすぎると、
酸素が出来すぎて、藻はサンゴの中に入っているから、
自分の作った酸素で酸化の被害を受けてしまう。
珊瑚はこの藻に栄養的に依存しており、
こいつらがいなくなれば生きていけない。
珊瑚の色は藻の色でもあるため、
藻がいなくなれば白くなってしまうのです。
今後は魚は深海魚しかいなくなるんではなかろうか。