松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

昔の食事

米澤弘安は85歳まで生きた。
昔は平均寿命が短いと言われるが、
赤ちゃんや子どもなど、体が強くなる前に、
死ぬケースが多かったせいなのかな。
(悪い細菌にやられたり)
長生きの人はそれなりにいたような感じだ。
本の終わりの方に食べ物のことが出てくる。
私の好きなテーマ。
日記に日常のメニューが出てくるのは、
お母さんが長期のお留守で、
弘安がご飯作りをしていた時なので、
母さんがいる時とはちょっと違うかもしれない。
ていうか絶対違うと思うけど。

昔の食事でとりあえず言えるのは、
油脂の類がほとんど出てこないということ。
和食はそれが一番の特徴であろう。
お菓子にしても和菓子はそうだし。
朝は漬物、昼はお汁、夜には、
煮たり焼いたりお刺身だったり、
お魚である。
粗食と言えるかもしれないが、
割に美味しそうである。
ブリとか毎日食べてる。笑
まズバリ言って健康的なメニューである。
何をどれだけ食べたというより、
いかに無駄なく正しく消化吸収されたかが、
健康に関わるわけで、
十分腸内細菌が活躍していたと思われる。
お漬物の主たるものは沢庵みたいだし、
お汁は多くは味噌汁だろう。
魚も麹漬け糠漬けなど、発酵食品が多い。
こういう場合は粗食ななりに、
細菌は良い仕事をするのである。
ご飯は白米なのか部付き米なのか、
玄米なのかは書いてないけど。

トイレの汲み取りは農家の人と契約しており、
この有機肥料代として、
暮れにもち米をもらっていた。
これを今もある越山さんというお菓子やさんで、
ついてもらったらしい。
うんちもおしっこもお餅に変わるなんて、
なんと素晴らしいことだろう。
うらやましい、理想的!