松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

無銭経済宣言さわり

「無銭経済宣言」はとてつも無く面白い。

私の言うことを聞こうとしない息子達は、
一種の清潔教のカルトだとおもう。
世界有数の細菌学者免疫学者の声を、
(私の発言はこれらの人のうけうりだからね)
簡単に無視するというのは、普通なら考えられない。
一種の宗教であると考えられる。
ま、私の信用がないってとこもアレだけど。

しかしこの本を読むと、
私もおカネがないと生きていけない教に、
すっかり毒されているのがわかる。
私はカネの亡者レベルでは決してないが、
やはり全然ないと困るよね、と考えてはいる。
この本を読んで、
鱗をたっぷり落としていきたい。

ナオミクラインの本とも直接的に繋がっている。
チャヴにおけるコミュニティの話ともつながる。
(何しろ著者はアイルランド生まれのイギリスに住む人)
もちろん細菌を始め生き物達とも大いに関係がある。
驚くべき事に、読み出していくらも行かないうちに、
腸内細菌という言葉が出てきた…
要するに今問題になっている我々を取り巻く全ての事柄は、
経済の話であり、おカネというものが、
作り出した状態でもあると言える。

あらゆるセンテンスが頭と心に響く。
私はこの書物に決定的な影響を受ける予感が、
ひしひししちゃうんだけど…恐ろしい。