松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

テント芝居の話

昨日はおよべ先生を引率して、
この前亡くなった友人の家にお参りに行ってきた。
結構ぼけてる感じもするが、
喋り出すと止まらなくて、
赤テントや黒テントのいろんな話がけっこう面白かった。
唐は李麗仙との離婚問題で大変だとか、
大鶴義丹は北海道で牧場をやっているとか。
今度の赤のご招待券をもらった。
昔の役者はもう出ていなくて、
二代目の息子や娘が出ているみたい。
鬼子母神境内であるらしい。
娘が行きたいというているから、あげてもいいな。
座布団は持っていくべきで、通路沿いの場所を取れとか、
指示が出ていた。笑
あと赤テントの初期のポスターが、
すごい値段が付いているらしい。
あの頃はシルクスクリーン印刷で、
本当に綺麗なものであった。
今住んでるところの近所は、
シルクの印刷所や製版屋が固まってあった場所で、
私の学生の頃は、製版を頼みに来たものである。
今は全部どっかに行ってしまってないが。
私は黒の方なら何枚か持っているはず。
こっちも上がるかしら。
平出隆が赤テントの芝居の挿入歌は全部歌えると、
スクリプタに書いていたが、
私も自分が関わった黒の「夜と夜の夜」だけは、
サビの部分が今も頭に鳴り響く。
林光の作曲でなかなかの名曲であった。
あの頃の芝居は今思うとなかなかに贅沢であった。
70年から80年の頃は、
なんにせよ面白いことが多かったよ。