松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

ミサイルはどうでもよくて、スペイン!

ミサイルの話はどうでもいい話である。
ミサイルのエンジンはウクライナが輸出しているらしいが、
ウクライナはまさにアメリカが政権を転覆させて、
乗っ取った傀儡である。
何もかも茶番でうんざりする。
そんなこたぁどうでもいいから、
さっさとアベを辞めさせろよ。

スペインでは、
あの大航海時代にいい思いをした人たちが、
その後もその地位にしがみついていたという事だ。
大航海というのは、
王と商人と宗教者が、金儲けの三位一体という感じで、
搾取のために新たな大陸を求めて船出したあれです。
イエズス会を中心とする高位聖職者という言葉も出てくる。
彼らも王、大資本家と一緒に、
労働者の弾圧に加わっていたわけです。
彼らはもはや時代遅れのあの頃に戻りたいという、
それだけにしがみついて、
そして暴力でもって民草を弾圧する以外のやり方を知らなかった。
なんかね、あるよねぇ、そういうのここらでも。
そしてついには労働者たちが、爆発するのである。
ストライキや集会やデモやあらゆることがおき、
監獄が政治犯で満杯になっても、
死者が出ても決して収まらない。
スペインのこれは内戦と呼ばれているらしいが、
どうもイメージが違う。
これは革命だよね。
市街戦の描写はさりげないがすごい。
町中から青い上着を着た労働者が、
どんどん集まってくる。
私は昔ブルーカラーってなんでだろうと思っていたが、
最初にイタリアに行った時、
労働者が本当にみんな青い上っ張りを着ていて、
へぇ、本当だったんだと思った。
(これが私好みのきれいな青なんだ。)
スペインでも当時みんなこれを着ていたんだな。
彼らと対峙する警察官が、武器を差し出して、
ころっと労働者側に回る。
こういう事日本では絶対に起きないんだよね。
沖縄でも。
日本人に革命は起こせないということやな。
スペイン人がかっこよくて、
どうしようもないよ。