松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

怪談「耳なし芳一」

偶然目にした話だが、
夏になると保育園では耳なし芳一の話を、
読み聞かせるんだと、
そうすると子どもたちが、
日焼け止めや、虫除けスプレーを、
塗り残しの無いようにしっかりつけるからだと。
笑い話の類として流れてきたが、
私は、完全にゾッとしてしまった。

少なくともうちの子どもたちが幼稚園に行っているときは、
こういうものを園では使っていなかった。
虫除けスプレーは子どもがキャンプに行く頃には、
持ってくるようにと言われたが。
山では必要かもしれないが、
日常的にこれを多用すると、
必ず将来何人かはアレルギーになると思う。

以前虫除けスプレーアレルギーの大学生のことを、
やまでも書いたと思うが、
この子は虫除けの薬品成分のあるとこには居られない。
ベープマットなどもダメ。
セミナーに参加できないなど学業の面でも、
大きな不利益を被っている。

もはや完全に悪循環に陥っている。
体内の常在菌を殺した結果、免疫力が弱まり、
強いアレルギー反応が起こり、
ますます薬剤を使う事になる。
アレルギーの子の個別の対応のために、
教育現場の先生の仕事は増え、
時には命にかかわるので大きな責任を負う事になる。
すでに給食ではそうなっているが。
蚊は確かにある確率で危険を持ち込むものではあるが、
これを根絶するのが正解では無い。
殺菌、殺虫の恐ろしさを誰も言わない。
化学合成された香料の使いすぎについても、
抗生剤の使いすぎについても。
消費に関する限り「過多」に関しては、
嬉しい人たちがいるから、アナウンスされない。