松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

「ベルリンに一人死す」の映画が出来た

今日気がついて読んだんだけど、
8月号の世界になんとこの前是秀の話に書いた、
「ベルリンに一人死す」を原作にした、
映画が出来て、その監督のインタビューがでている。
中村一成さんが聞き手のこのシリーズは、
いつも良い映画を選んでいるし、
中村さんは優れた聞き手であるので面白い。

映画の邦題は「ヒトラーへの285枚の葉書」
監督のヴァンサン・ぺレーズさんは、
原作が出た時、これを読んで特別な感覚を持ち、
是非とも映画化したいと、10年かけて完成させたという。
原作は実話を元にしているので、
ヒトラーに抵抗した夫婦は実在したし、
彼の書いた葉書も実物がずべてではないが現存している。
映画ではそのハガキがたくさん出てくるらしい。

実に見たいんだが、
「世界」のページにワンカットだけ、
映画のシーンの写真がある。
この夫婦二人である。
あー、しかし、主人公オットーの役者が、
私の想像と全く違う!!
私はもっと痩せ気味の細面の人を思い描いていた!!
映画化はいつもこういう風に私をがっかりさせるんだけど、
私の想像力がどっか間違っているのかな…