もう次の世界がでていて追いまくられる。
今月も面白い話、暗い話、絶望的な話と、
盛りだくさん。
比較的希望の持てる話から紹介してみる。
イギリスのお話。
ブレイディみかこさんの記事
「イギリス総選挙で見せた左派の底力
進歩的などぶ板政治」より。
ブレグジットの後メイ首相は総選挙に打って出て、
支持を磐石にする予定だったのに、
そうはいかず、コービンの労働党が、
飛躍的に議席を伸ばした。
保守党と労働党マニフェストの中身の違いもあるが、
面白かったのは選挙運動の形の変化。
選挙になると決まった時点で、
アメリカのサンダースの運動員とコービンの支持者がつながる。
アメリカからこービンを見ていた人たちが、
サンダースと似た主張をしているから、
協力したいと申し出たらしい。
サンダース陣営から人が来て、
コービン支持者に選挙運動の仕方のレクチャーをした。
イギリスでは戸別訪問は禁止されていない。
日本でいうどぶ板選挙というやつを、
採用したのである。
コービンの支持者は若くて比較的高学歴の人が多いという。
そんな若者が草の根的に、
家々のドアをノックして、いろんな人と語り合う事で、
今困っている事を具体的に聞き、
それをまたマニフェストに反映させる。
こうした活動で、
劇的にコービンのマニフェストは浸透し支持を広げた。
これからも草の根キャンペーンは、
続けていくとコービンは語っている。
人の口で直接話す事は、やはり大事だし確実なんだと思う。
珍しく明るい希望の持てる記事でした。