松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

頭のいい人

頭がいい人の身の振り方を見て、
いつも思うのだが、例えば東大を目指していく人は、
それなりに小さいうちから競争に負けないように、
勉強して、凄い偉いと言われて育つ。
東大に鼻高々で合格すると、
そこにはもっと出来る奴がいる。
なんとかキャリアに合格してもそこでも出世レースがある。
最後まで上り詰めるのはほんの少しなんだから、
たいていの人はいつか負ける。
小さいうちから勝ち負けにこだわる人は、
とにかく負けたくないから、ついに負けると荒む。
電通パワハラでもそうだけど、
そこそこいい大学有名企業と進んで、
負けが後になるほど、こじらせる人が多くなる。
電通の中の競争もすごいからね。
そういう人がハラスメントに走る気がする。
東大だって、すごーい!なんて驚いて見せるのは、
実は罪作りだと思う。
ま、子どものいるお母さんのうち9割は、
誰それが東大だっていう話が出ると、
その瞬間に「まあ、すごいわねー!」と答えるよ。
やってみてごらん。

子どもをテストの点や大学の名前だけで、
褒めない。
もっといろんな事で褒めればいいと思う。
自分の負けを認めたくないばかりに、
なんとか勝ってる気分を味わうために、
より弱い立場の人に当たり散らす上司が、
減ると思う。
社会の人間関係が平和になると思うよ。