松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

フランスの続き

私がマクロンの発言で注目したのは、
植民地に関するものです。
「植民地化はフランスの歴史に属しており、
これは人類に対する犯罪だ」
「植民地支配は残酷な誤りだった」
(2月アルジェリア訪問の際の発言)
バリケードでは問題は解決しない。国家の真の投資が必要だ」
警官の黒人青年に対する暴行に抗議して暴動が発生した時)

これらの発言は当然保守派の激しい批判にあっている。
いわゆる「西洋の文明国」は植民地支配を通して、
それらの犠牲の上に立って繁栄してきたわけである。
しかし、彼らは往々にして、植民地は民主化
経済発展などの恩恵を受けているという詭弁で、
それを正当化する。
歴史修正主義オルタナファクト、ポストトゥルース
これら傾向はわが国でも花盛りであるが。

マクロンは今までフランスの政治を牛耳ってきた、
ENA、国立行政学園の卒業生であり、
強固な学閥の一員である。
しかし二大政党のパターンを崩し、
古いフランスの価値観に囚われず行動するところに、
(奥さんとの年の差問題も含めて)
その若さに由来する部分もあるかもしれないが、
期待したいという国民も多いのではないか。

フランス人は文明人の誇りによる、
巧妙な本性隠しが上手い。
口では博愛とか言っていてもお腹の中は、
大変に怪しい。
そこんとこをキチンと暴露してくれるんじゃないかと、
私はちょっと期待している。

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