松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

権力とか後進国とか

権力は一度集中し出すと、
加速する以外ないものなんだろう。
公平とか平等とかいうものと逆行する事だから、
どうしても不満を作り出す。
そしてそれを抑え込むために、
いよいよ強権を発動し暴力的になって行く。
権力者はめちゃくちゃやっている限りは、
安心する事はなく、
どんどん小さな不満分子も潰し始める。

それにしても日本人が先進国としてありえない、
みたいな発言を何の迷いも無しに発言するのは嫌なものだ。
あと、よくも知らないくせに他国を引き合いに出して、
あの国並みだとかいう人たちも。
先進国ってなんだ?
そもそも先に進むという事自体にそんなに価値があるのか、
とすら思う。
この前読んだ本は、アフリカのモーリタニアの話だった。
ズバリ後進国と日本人なら言うだろう。
というかそんな国知らないかもしれない…
砂漠の国、イスラム教徒の国である。
日本人とは全く違うタイプの、
普通にいい人たちが住んでいる。
高野さんのソマリランドの本でも感じたが、
ムスリムの国は、私は結構いいなぁと思ってしまう。
少なくとも人が苦しむ様を見て、
喜ぶような人がいっぱいいるらしいこの国は、
全く好きになれない。
悲しい。