松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

アレルギーの話また

アレルギーに関しては、
重くなるとかなり恐ろしいという認識もなければ、
軽ければデリケート自慢くらいの感じで、
これも問題意識が足りてない。
どうゆうものかアレルギーに関する人々の認識は、
奇妙である。
スギ花粉に関して、
馬鹿みたいにスギばかり植林したからだとか、
どうもトンチンカンである。
杉は、直ぐ「すぐ」から来た名前で、
まっすぐに伸びる様子を表している。
だから神様が降りてくる依り代として、
大切にされてきた。(白川さんの受け売り)
我々が生まれるずっと前から、
日本に生えていた木である。
杉は材としても有用であり、各地に有名な杉の生産地がある。
そういう場所では間違いなく、
馬鹿みたいに杉ばかり植林してきたはずである。
木こりたちは目を赤くしてくしゃみをしていたとは思えない。
我々の体の中の細菌は生まれた土地の風土の中にある、
細菌を受け取って構成されているから、
基本的には日本人は杉花粉を敵と認識しないはずである。
それがそうではなくなったのは、
今まであった細菌を私は殺してしまいましたという、
証拠であろう。
自慢するようなことではない。