素晴らしいゴールデンウィーク
この三日間は激しい掃除の日々。
疲れ果てた。
息子がほっぽったまま、一人暮らしを始め、
そのうち結婚し…
私が片付けなさいとわめき続けていた部屋を、
ついに掃除しに来た。
かつて松井工作所と呼ばれていた作業部屋である。
大学時代ここで様々な作業が行われ、
各種樹脂、塗料の空き缶や使いかけ、
試作品の数々、
コンペの残りの大量の布や、木材の破片など、
簡単に捨てられないものが、
埃とカビの衣装をまとったまま、
長年放置されていたのである。
これとは別に私はしばらく前から、
我が家の木を蔦から守る作業に立ち向かっていた。
蔦は本当にすごくて、すでに二本の木が、
よれよれになっていて、次の被害者を出す前に、
蔦を切ってしまおうと決めたのである。
しかしこれがなかなか理解を得られず、
孤軍奮闘であったが、
カヌー帰りの娘に現状を見てもらって、
これは酷いという事になった。
工作所の掃除の手伝いと、蔦の成敗とで、
私は本当に疲れたよ。
植木バサミで血豆ができるは、
手はガサガサに荒れるは、
素晴らしいゴールデンウィークであった…