松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

種の独占

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巨大農薬・種子企業の合併・買収が進んでいる。一昨年、ダウ・ケミカルとデュポンが対等合併して「ダウ・デュポン」となることを発表。昨年2月、中国化工集団がシンジェンタの買収を発表。昨年9月、モンサントがバイエルによる買収提案を受諾。関係国での独占禁止法の審査が進んでいる。

 

公開状は、合併・買収による3つの企業で世界の農薬の7割、商業的な種子の6割をコントロールすることに成り、農業と食物システムを過度ナ支配力を持つことになると指摘。また、品種の多様性を減らし、農民の選択の自由と権利を害し、農薬への依存を増やすとも指摘している。

 

「有機農業ニュースクリップ」さんついとより。図も。

 

独占禁止法なんて言葉、懐かしい香りがする。
こんなものがなんの役にも立っていないのは、
現在の富の偏在を見れば明らかじゃないか。
新自由主義はまさに独占を目指して、
日々精進しておるんだから。

バイエルはドイツ、シンジェンタは中国、
その他はアメリカの企業です。