松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

うさぎから虎

最近うさぎは問題児扱いが著しい。
いろんな人がこぞって、
交通事故にあうんじゃないか、
チップを埋めたほうがいいのではないか、
二歳前にしつけないと本物の野うさぎになるんじやないか、
などと心配してくださる。
言外にしつけが悪いというご批判がある。
うさぎちゃんは、
ちょっと許容範囲からはみ出し気味なのである。

とは言え、私はどうもあまり反省の色がない。
今までの犬は割にお利口だったので、
特に困った事はなかったが、
確かにうさぎはなかなか野生的である。
これでも赤ちゃんの頃の、
強烈なエネルギッシュさに比べると、
ずいぶん落ち着いたのだが、
今となってはそれすらちょっと惜しい気がする。
「うさぎちゃんはダントツに自由だから」
と言った人がいるが、ここがポイント。

私は年とともにアナキストじみてきており、
プチ破滅型になりつつあるような気配が。
交通事故も仕方ないんじゃないか、
犬のしつけとはなにか。
もし今子育てをしたら、うちの子供たちは、
手のつけられない野生児になったかも。笑
教育なんて、ていのいい管理じゃないだろうか、
などなど…

人それぞれだからいろんな考えがある。
でも存在が迷惑だと言われたとしたら、
さすがにちょっと困るかもしれない。
でも、この社会に一定量の迷惑な奴が居るのも、
ある意味重要じゃないか、とちょっと思ったり。
(開きなおり?笑)

私自身は人に迷惑は確かにかけたくないが、
のたれ死んでも構わないような気がする。
理想を言えば、
スマトラトラに食われたいけど。
トラの唇をめくり上げて吠える顔は、
ものすごく怖いけど、気を失う前に、
あのヒゲのあたりをよく見てみたい。