逃避読書と峰打
細菌関係が一段落して、
「日米合同委員会の研究」にかかったが、
これは読んでいて気持ちのいい本ではない。
全く不愉快になる要素しかない。
書いた吉田敏浩氏は偉いとしか言いようがない。
資料はほとんどというか全く公表されていないので、
いろんな方面から、
裁判資料、警察の資料、アメリカの資料から、
少しづつ拾い集めたものである。
どれも永久秘密のハンコの押されたマル秘書類ばかり。
ため息が出るような状況である。
その上年末年始のどさくさで、
買うだけ買って読んでない世界が二冊もある。
そこでお得意の逃避である。
これも大分前姉に借りたもの。
大変面白い。
こう言う心が晴れるものも読まなければやってられん。
偉いお坊さんたちの、
なんというかシンプルな偉さがまばゆい。
話は突然変わるが暮れに包丁を研いだ時、
珍しく背と、首の部分を少し研いだ。
そうしたら、ごぼうの皮をこそげる時など、
大変良いね。
峰打の刑でやるのである。
たまには背も研いでやらねばならぬことを思い知った。
峰打いいよ。