松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

アサンジも外したか、

アサンジのインタビューを少し読んだ。
リークされたヒラリーのメールに、
リビア関係のものがたくさんある。
リビアはヒラリーの戦争だった、と。
大統領選挙を戦う上で、
ガダフィの排除とリビア国家の打倒が必要だったと。
当初オバマも反対していたらしい。

私は実はガダフィが好きだったし、笑
リビアの事は注目していたが、
どこの国でも決して報道されなかった、
ガダフィ支持、NATO空爆やめろのプラカードで埋めつくされた、
広場の何百万という人たちの空撮写真を忘れる事ができない。
あの人たちはどうしているのか。
リビアは豊かな国だったから、教育も無料で、
国民の教育水準は高かった。
リビアの女性の、国では電気代など払う必要がなかった、
というインタビューも思い出す。
またリビアは古い巨大な遺跡群の残っている国であった。
アメリカ人にはああいうものを、
大事にするようなセンスが全くないところも、
私は実に嫌いである。

今朝の新聞に大統領選挙を「愛」と「憎悪」の戦いと
位置づけていたのがヒラリーの陣営であったと書かれていたが、
ヒラリーのどこに愛があるのか、全くわからない。
悪い冗談はよせよ。

しかしアサンジさえ、
トランプは勝てないだろうと言っていた。
ヒラリー支持で銀行、諜報機関、兵器会社、マスコミ、
ジャーナリストもが固めているから。
ところがこの圧勝である。
今回は上層部にも、課せられたミッションに背いた人、
命令を無視した人がかなりたくさんいるのだろう。
愚かな貧乏人だけがトランプに投票したわけではない。
1パーセントの力の限界が露呈した。