松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

麹の未来

今朝の東京新聞に、
麹料理研究家の小紺有花さんという人が出ていた。
金沢在住の方である。
金沢は麹屋がまだたくさん残っているから、
こういう人も出てくるはずである。
私は偉そうに麹ともの会会長を自称しているが、
麹との付き合いの歴史は超新しい。笑
友達に塩麹用にと乾燥麹をもらったのが始まり。
これを金沢の生麹で作ってみて、感動して、
塩麹の仕掛け人の一人、
大分の麹屋のおばさんの塩麹レシピの本を買った。
それに出ていた味噌の作り方で初めて味噌を作った。
これが驚くほど美味しくできたので、
完全に病みつきになったのである。
それから、様々な発酵、カビ、細菌の本を読み、
少しづつ知識が増えるにつれ確信を持って、
麹をはじめ細菌全般を愛するに至ったのである。

新聞の人も息子のアレルギーが良くなったと話しているが、
姉の友達のビートちゃんも甘酒で花粉症を撃退した。
ほぼ2年で。
昨日のいんにゃくさんのついーとでは全米で、
自己免疫疾患に苦しむ人は1500万人以上と書かれていたが、
日本でもこれくらいは居るのではないか。
これはお医者に行った人であって、
売薬を買って飲む人も含めるとこんなものではないだろう。
免疫こそは、腸内細菌と関わっているので、
これを修復してやれば改善するのは当たり前なのである。
あれに効くこれに効くというのは、
なんとなく嫌なのであまり言いたくないが。
それでも西洋医学や清潔信仰に染まり切った人は、
なかなか難しい。
うちのばーさんなどは牧場で作った無添加のヨーグルトは、
すごく美味しいのに、いらないと言って、
栄養素を添加した宣伝されている
「健康にいい」ヨーグルトを好んで飲む。
お鮨屋のカウンターですしは食べたくない、
職人の唾が飛んで不潔だからという人だから仕方がない…
日本では大昔はお酒は口で噛んで醸していた。
噛む人は見目麗しく歯の丈夫な若い女性だったらしいが。

麹の未来が末長く栄えんことを祈るばかりである。