松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

はだし

昨日の映画でも出てきたが、
南米大陸におけるキリスト教の布教は、
恐ろしいものがあった。
昨日出てきたのは、フランシスコ派カプチン会であったが、
獣のようなおまえたちを、キリスト教によって、
人間にしてやるというような感じである。
以前見たチリの映画、「真珠のボタン」や、
小説「パタゴニア」にも、
思い出すのも悲しいエピソードが出てくる。

一方日本での布教に関しては、基本的には蔑視はあるのだが、
イエズス会の現地への報告などを見る限り、
意外ににリスペクトもある。

顔に関して言えば南米の先住民と日本人は大変似ている。
顔の色は少し向こうが濃いかもしれない。
しかし、この違いはなんだろうかと考えると、
バカみたいかもしれないが、
着衣、とりわけ靴なのではないか。
昨日出てきたアマゾンの人たちはほぼ裸で裸足である。
日本人は労働の時上半身裸は多かったし、
裸足の人もいたが、
わらや木でできたものではあるが靴様の物は履いていた。
ヨーロッパでは赤ちゃんにも立派な靴を履かせる。
絶対歩けないベビーカーに乗った赤ちゃんでも。
フランスやイタリアでは、
ものすごく小さい革靴から売られている。
白人は裸足がすごーく嫌いなのだと思う。
どうなのだろうか。