「よ」絵札
「よたかは よもぎの ゆめをみる」です。
醜い鳥という設定ですが、
羽の模様が気持ち悪いかといえば、
これは単なる擬態で木にそっくりです。
枝に平行に止まるのも擬態の努力です。
夜行性などで、みんなの起きている明るい間に、
ねなきゃならんので、どうしても力が入ってしまうのでしょう。
羽が気持ち悪いのは、
爬虫類の鱗のようなアリスイの方がすごいです。
よたかが凄いのは何と言っても口を開けた時の顔です。
口を開けて飛びながら、飛んでる虫を食べる。
閉じていると分からないが目のすぐそこまで、
切れています。
その顔は確かに結構怖いです。
擬態しているものを描くのは難しい。
鳥の羽は、ここまで胸の毛、ここから翼の上の並びとか、
構造が大体決まっていますから、
色分けも機能の区切り目で変わるというのが多い。
しかし擬態の努力はそういうものを飛び越えてしまう。
それに個体差が大きい。
だから何が何だかわからなくなっちゃう。
なるべく手を入れない書き方の今回は、
ものすごく難しかった。
全体にちょっと変わった雰囲気にしようとは思っていたが、
どうもそれもうまくできなかった。
寝てるんだけど、昼だし、
ものすごく明るいのもどうかと思って…
よもぎも実在するわけでなく夢だしね。