松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

修復

私は本を読むのは好きだし、
暇だから好き勝手に読んでるんだけど、
面白かったらせっかくだからちょっと紹介しちゃおうと、
軽い感じでブログの書いているんである。
これは私の勝手な読書の副産物である。
面白そうだなと、読む人もいれば、
ふーんと思う人もいれば、興味のない人もいると思うけど、
そこは気にしない。

しかし「世界」に関しては少し違って、
結構無理して読んでいるのである。
なんせ読んで楽しい気分になるような記事は滅多にない。
大抵憂鬱になる。
それでも読まなくちゃと、自分を励まして読んでいる。
私はこう見えて根暗で精神的に影響を受けやすい。
でも本って影響されるために読むのだから、仕方ない。
読んだあとけっこうげっそりしてしまう。

そうなるとそれなりにケアしなくてはいかん。
絵を描いたり、料理をしたり、散歩に出たり、
別の仕事をやればだいぶ持ち直す。
昨日は靴磨きが意外に効くとわかった。
この靴は救世軍のバザーで2000円で手に入れた物だが、
まさに誂えたように私の足に合う上等品なので、
大事にしている。
綺麗にしたら、さすがに美しく、軽くうっとり。
なぜか気分も良くなったような感じがした。
些細なことでも、軽くでも重くでも、
うっとりしたり感激したりという心の動きは、
やられた心を修復する力があるようだ。
そういうことかと納得した。
(これって今頃気づいたけど有名な話だった?)