松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

「世界11月号」から、イタリア

もう一つの話は「沖縄(シマ)という窓」という、
山城紀子氏の連載から。
これは見開きの短いもの。

今号では珍しくイタリアとのある交流の話。
精神障害者の当事者や医療関係者が、
イタリアに行き、またイタリアから人を呼んで、
報告会や交流会をしている。
1978年にできたバザーリア法によって、
イタリアでは精神病院への入院が禁止されている。
精神を病んだ人達はどういう生活をしているのか。
この話の中では、関係者一同、
日本とあまりにも状況が違いすぎるため、
話を聞いても信じられない、
なかなか理解できないという感じが伝わる。
イタリアのあれは超画期的だから。
しかし沖縄でこういう交流から、
少しでもいい形ができて行ったら素晴らしいと思う。

これに関連して、私の本の紹介も載せます。
この法律を作ったバザーリアについて書かれた本です。
つい先だって現代思想の紹介の中で、
斉藤環氏の記事に関連してちょっと書いたが、
その時は過去記事を検索するのが面倒でやらなかったが、
またこれが出てきたので今度はリンクを貼ります。
だいぶ前に書いたものですが。
「精神病院を捨てたイタリア、捨てない日本」