法事
今日はお姉ちゃんの三回忌の法事である。
今回は私は出席しないので、
義兄の実兄さんに電話して、
お姉ちゃんによろしく言っといてと頼んどいた。
一周忌の時に私の留守中にピピンが死んだことも思い出すし、
お姉ちゃんももうちょっと生きていれば、
面白いことあったのにと今更ながら残念である。
今度、姉が実家の家を売って、
マンションに引っ越すことになった。
そんな騒ぐほど立派な家ではもちろんないが、
父の建てた家であるし、母が大事にしていた庭でもあるし、
やはりなかなか大きな決断であった。
姉も一人暮らしで管理しきれなくて、
くそばばあ生活に備えて身軽になったわけだ。
このマンション選びに際して、死んだお姉ちゃんの大親友の、
地元の建設やさんに随分世話になったらしい。
お姉ちゃんは我が家でダントツトップの、
賑やかしい人で、いろんなことに口を挟んだり、
世話焼きをするのが大好きだった。
どう考えてもこのマンション選びは、
彼女の好きそうな、それもめったにない案件である。
生きていればきっと、我が事のように、
ワクワクしたりケチをつけたり心配したりで、
絶対に楽しんだはずである。
実におしかった。
駅にも近く、親友の三婆トリオの二人の家も近く、
甥っ子の家も近くなったので、
姉もいろいろ安心だろう。
私も早く見てみたいもんである。