松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

「謎のアジア納豆」について

高野さんの本を読んでいると、
わかる〜となるのは、こういうとこ。

市場などで見ず知らずのおばちゃんや、
おっさんに話しかける時、相手は最初はやや警戒しているが、
実は納豆について知りたいんだと言った途端に、
納豆…?ふふふ…みたいな感じで、
突然表情が緩む。
高野さんのほうも、
まさにこれは納豆の匂いだというブツに巡り会うと、
一瞬でリラックスした懐かしい心持ちになるという。

これが謎の納豆菌効果で、
麹菌もこれと同じ作用がある。
どんなに忙しくても、
麹をほぐしながら塩とまぜまぜしたり、
出来てるかなぁ、と塩麹の蓋を開けると、
私もなぜかゆったりのどかな気分になる。
だから麹関係の仕事は全然嫌ではない。
やるまでは面倒臭くても、始めると機嫌がよくなる。
本当に不思議である。