松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

熱中症について

こう暑いと話題になるのが熱中症である。
少し前新聞に出ていたその対策に、 水分補給だけでなく、 発酵食品や食物繊維を取るようにと書かれてあった。
どうも説明が曖昧でわかりにくかったが、 要するに腸内の細菌の状態が悪いと、いくら水を飲んでも、 ちゃんと吸収できないという話らしい。 世に中の人は細菌の話をなしで済ませたいのか知らんが、 説明がなってなかった。 食物繊維の重要さも、 これまでイマイチわからなかったが、 土壌カプセルの先生の本で少しわかった
。 一つは、細菌が大好きなたべものだからである。 味噌や納豆が体にいいというのも、 なぜか酸に強く、生きたまま腸にいく。 かつ大豆が細菌の好きな食物繊維を多く含む。 従っていいことづくめ。 ヨーグルトは9割は胃酸にやられてしまう。 ただ、死んだ乳酸菌は細菌がおいしくいただくので、 まんざら無駄ではないが。

第一、善玉、悪玉なんていう命名が最悪である。 大腸菌は悪い菌で有名だが、 これがないと人は死んでしまう。 大事な働きをしている。 ただ増えすぎるとよくない。 バランスの問題なのである。 大腸菌食物繊維の中のセルロースという、 硬いもんを分解し、ビタミンを作ってくれる。 セルロースを取ることで、 大腸菌を大忙しにすることが、 増えすぎないための良い方法でもあるのだ。
悪玉菌なんて命名は、 いかにも頭の悪い脳のやることである。 脳はこういう単純化と数字が大好きである。 賢い腸座長はバランスを重んじるのさ。
世の中の説明はあまりに下手くそであると思う。 私の説明のほうがなんぼか解りやすい。 ま、自分でいうのもあれだが。