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松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

キッドの次の本

世の中げっそりなるも、本が届いた。ダンは相変わらずのはなっから、ハイテンションで、面白い。内容に関係無く、丁寧な言葉遣いが大好きな人は、眉をひそめるだろうが、問題は中身や。当たり前だろ、あほ!

共謀罪

今世界の共謀罪の話読んでるけど、これはすごいものだね。民主主義なんてもんは、もはや夢の話である。資本主義は行き着くところ独占だし、資本主義と親和性が高いのは独裁な訳で、現在の日本は形式的には民主主義の形を取っていても、政治も官僚制も経済界…

サクソンの兵士

日本の昔の人の着物は、なんだかんだで映画やテレビで見る機会があるが、外国のものとなるとやはり想像しにくい。この前から読んでいたサトクリフの物語にしても、いまひとつイメージがわきにくい。第9軍団のワシは映画を見たことがあるが。たまたまMatthew …

「王のしるし」2

サトクリフの物語の時代は、古いブリテンにローマの軍隊が駐留している。だから出てくる人たちのバリエーションがハンパない。ブリテンの中にも浅黒い黒い髪の小さい人や、赤毛の大柄の人、それにローマからの多様な人たち。海の向こうから襲ってくるサクソ…

子どもの本の日

今日は「国際こどもの本の日」です。1967年にアンデルセンの誕生日にちなんで制定されました。ポスターはJBBY(日本国際児童図書評議会)の各支部が担当し、今年はロシアが作成しています。 愛書家日誌さんついとより

「王のしるし」

「王のしるし」読み終えたけど、これは今の子どもには読みきれないかなぁ。私が最初に読んだのはもう二十歳の頃だから、子ども時代の感想はないわけだけど、すごく荒々しく複雑でシリアスな話である。「第9軍団のワシ」や「ともしびをかかげて」の方が有名だ…

サトクリフさいさいどくどく

また「ともしびをかかげて」を読んだ。ローズマリーサトクリフの。サトクリフはたくさん書いているから、全部読んでいるわけではないが、この初期のローマンブリテンのシリーズが一番面白い。歴史ファンタジーとも言われるが、このシリーズは子ども向けとは…

ネトウヨに絵本を!

だんだんばれてきてると思うけど、ネトウヨってのは右翼とは特に関係もないし、たいそうな特定の主義主張があるわけではない。アベを礼賛し、アベに対立するものを、寄ってたかって叩くために、彼らが自分たちで準備して維持管理しているツールです。嘘と知…

また絵本のこと

絵本のことをまだ考えているんだけど、いい絵本とはどんな本なのかは、意外に説明が難しい うちの子どもたちのことで、考えてみると、ふとした時に大昔に読んだ絵本の事を覚えていたりして、こっちがビックリする。本全体のこともあるが、ちょっとしたディテ…

絵本

親切な友人から古い本を譲ってもらった。これは名作である。絵も素晴らしく文章もいい。調子に乗っていろんな絵本を次々に読んだが、やっぱりいいなぁ、絵本は。私はたくさん持っているわけではないが、あるのは選りすぐりの粒ぞろい。少数精鋭である。子ど…

「無常の使い」

やはり涙は止められなかった。水俣病を患いながら、闘い、闘うことで前から後ろから、矢を受けなければならなかった人たちの死は、本当に壮絶で、厳しいものであった。彼らは本当に強くて優しい。あの境地と言うのは、血の滲むような日々の果てに来るのであ…

本到着なり

近所の本屋に注文していた本が届いた。嬉しいなぁ。三冊注文したが、一冊はまだ出ていない本なので、もう少し待つことになる。その本は「キッド」の著者ダンの次の一冊である。これも楽しみにしている。 まずは石牟礼さんのご本から読み始める。「無常の使い…

お口直し

あまりにひどい翻訳本を読んだせいで、これはお口直しが必要だなと思い、昨日は本を注文してしまった。 そしたら今朝の新聞に、もう一冊買わねばならん本の広告が。藤原書店から石牟礼さんの、「無常の使い」という本が出た。亡くなった方々への追悼の言葉集…

暗い暗い世界

我が国の状況は一言で言ってまじやばい。しかし「世界」を読んでいると、まじやばい話ばっかりである。 シリアについてはあまりに複雑で理解するのはパスした。メキシコですが、ここの学生をごっそり誘拐殺害したという事件は、長いこと、いったい何なのこれ…

「のれん」

東芝が潰れようと、日立が潰れようと、原発にかじりついてるからだ、バカだ、と思うのは仕方ないけど、日本を代表するような大手企業が潰れるということは、社員ではない我々国民にとっても大問題である。日本の富が失われることだから。日本の富が次々に外…

うさこちゃん

ディック・ブルーナが死んでしまった。つい先だって、このブログで、「ゆきのひのうさこちゃん」という、タイトルを使ったばかりだが、あれはもちろんブルーナの引用である。この通りの書名の本があった。現在はミッフィーと呼ばれているが、あのうさぎは私…

民主主義の人気

「世界」にもう一つ民主主義に関する、世界的な統計調査の記事がある。「民主主義の脱定着へ向けた危険」タイトルがなんかちょっと変な気もするが、メルボルン大学とハーバード大学の先生の、共著の、浜田江理子氏の翻訳である。 アンケートの分析だが、アメ…

バカにされてばっかり

親切な友のおかげで又、天正少年使節のテレビの録画を見ることができた。しかしだ、なんで最近の番組は、あんないい加減な再現ドラマを絡めるのか。場面の設定の信ぴょう性のなさで、かえって事実から遠ざかる間違った印象を植え付ける。せっかく星野さんの…

「世界」から、貧困の話

駅前の大入道のおっちゃんが、手術することになったと、店を閉めて以来、もう1年近いんじゃないか。戻ってきてくれない…近隣ではあそこしか「世界」が置いてなかったから、今日は街まで世界を買いに行った。そしたらもう次のが出ていて、二冊買うことに… ま…

鬼の研究 一つ目の鬼

異族の中には、すぐれた知識をもつものもあり、天文の知識などでいろいろ未来のことを予知したり、あるいはすぐれた医術の知識をもつものなどもあった。西域からは、そのような異能の者がきた。そのようなものを神に仕える【臣】とするとき、片目を破ること…

「世界」からデトロイトの話

世界でもう一つ面白かったのはデトロイトの事。デトロイトは市が破産して、公共の財産をどんどん売っぱらって、公務員が減って、公共の仕事も回らなくなり住人はどんどん出て行って、大変荒んだ状況になっていたわけです。それはほんの数年前のことだったが…

EUとイギリス最終回や

ここからはかなり専門的な経済の話になるので、私のおぼつかない理解のかぎりであって、間違いもあるかもしれないがお許しを。 EUは今や参加国がどんどん増えて、それぞれの国の事情は様々である。ドイツのようにしっかり稼いでいる国もあれば、イギリスに関…

EUとイギリスのまた続き

世界に出ていた表をそのまま写真に撮ろうかと思ったが、色鉛筆もたくさんあることだし、よこ組にして書き直してみた。新しい試み、笑。(ちゃんとスキャンしたほうがよかった?) イギリスが移民にとってなぜ魅力的かは、その社会保障制度にある。政府は必ず嘘…

イギリスとEUの話続き

そして労働者の状況はどうかといえば、移民に職を奪われ、不満が募っている。意外にもEU圏外からの移民はコントロールされているが、圏内からの移民が増え続けている。例えばギリシャやスペインから。移民は自国で食べられないから出稼ぎに来るわけだ。これ…

葵上、恥辱

葵上の六条についてもう一つだけ。般若は嫉妬に狂った女の面なのだけど、六条の心にあったのは、どちらかというと恥の感覚ではないかと、馬場さんは書いている。これはものすごく納得できる。年甲斐もなく光源氏に入れ込んでしまったこと、その感情に支配さ…

「鬼の研究」2

「鬼の研究」は、主に今昔物語などから、鬼が出てくる説話を拾って様々に考察しているわけだが、鬼と呼ばれるものの背景は実に様々である。大和朝廷が晴れがましく繁栄した影には、その富の集中は影となる広い周縁部を作った。 土蜘蛛という能、歌舞伎がある…

「鬼の研究」より、般若について

鬼の研究には能の話がたくさん出てくる。般若は、角を生やした恐ろしい形相の面であるが、嫉妬に狂った女という役所の面である。ちょっと見とても女に見えないが、ヘアスタイルは、真ん中分けのロングヘアで、乱れたおくれ毛などの表現があり、なかなかに恐…

鬼捕まえた

「鬼の研究」があまりにも面白いので、やっぱり買おうかなぁと、ちょっと密林をば覗いたら、すぐ出てきて、820円とかで買えるとわかった。なるべく密林使わない主義なので、日本の古本屋の検索で探そうとしたのだが、あるはずだけど、見つからず、格段にアマ…

「鬼の研究」

寒いなぁと思っていたら、当地でも雪がぱらぱら降ってきました。私は誰かから回ってきて、読まないまま埋もれていた、「鬼の研究」 を読み始めました。この本は大分前、単行本の状態の時、本屋で欲しいなぁと見ていたものですが、文庫本になって回ってきまし…

アフリカ

古い「世界」で、自衛隊が、「駆けつけ警護」という謎な名前で、派遣された南スーダンのことをちょっと読んだ。知ってはいても、やはりアフリカの問題は、ものすごく暗くなる。19世紀、コンゴはベルギー国王の、「個人的な持ち物」だったそうである!はっき…

「チベットの先生」おまけ

中沢さんが学んだのは、チベット仏教の中のニンマ派と呼ばれる、瞑想による修行を大事にする宗派です。これは他宗派や日本人研究者などから、その当時から馬鹿にされる傾向がありました。まぁ、そうだろうなぁと思います。時間の無駄、的な批判もあった。そ…

「チベットの先生」2

この本に書かれている仏教の考え方には、目も覚めるような、納得できるものがある。例えばこの世で人が行うどんな行為も、発言も、目の前ですぐ起こるとは限らないが、巡り巡って、何かに影響を与えている。だから常に常に自分のやる事、考える事を、意識し…

「チベットの先生」1

大変面白かったので、少しだけ紹介する。このチベットの先生とは、中沢さんの師である、ケツン・サンポ先生である。この本の主な部分はケツン先生の書かれた、ご自分の子供の頃からの修行生活の回顧録である。それに中沢さんが少しだけ、自身との関係を書き…

「土と内臓」おしまい

この前書いたように、単糖類の食べ過ぎは良くないんだけど、動物性蛋白質の取りすぎも良くない。胃で胃酸や膵液に分解され吸収される分にはいいのだが、処理能力を超える分が大腸に回ってくると良くない。大腸では動物性タンパクは、あまり良くない分解のさ…

昨日と一昨日のご飯

鳥のひき肉でお団子をよく作る。そのまま食べてもお鍋にしても野菜と煮てもいい。ひき肉に塩麹を少し混ぜてほって置く。お豆腐が少し残っていたので、これも入れて、よくこねこねする。ちらっとお醤油をたした。これを団子状にしてお湯に落として茹でる。昨…

「土と内臓」8

プレバイオティクスという言葉が出てくる。これは細菌の大好物の多糖類のことである。要するに食物繊維ということになるが、これが現代人はてんで足りてない。アメリカ人で言えば、必要量を取っている人は、たった3%だという。多糖類は、植物の葉に含まれる…

「土と内臓」7

大腸の中で人間が自分では消化できないものを、食べて細菌が作り出す素晴らしい副産物とは何か。(消化を細菌に丸投げしている動物は、人間だけじゃないので、そこまで恥じることはない。)それは単鎖脂肪酸、SCFAと呼ばれている。これは我々にとって、栄養で…

「土と内臓」6

この本は消化管の中で繰り広げられる仕事風景を、わかりやすく書いてくれているので少し紹介する。まず、胃、小腸、大腸という名前で呼ばれているが、大腸は小腸の大きいやつではない。これらは三つとも機能が全く違う。「胃は溶解器、小腸は吸収器、大腸は…

「土と内臓」5

昨日ふと見たら、東京新聞の一面の下の、書籍広告に、「土と内臓」がでていた。築地書館やる気を見せてるね。「微生物学」のジャンルで、アマゾン売り上げNo.1だと!娘が「失われゆく我々のうちなる細菌」も、売れていると言うていたが。もしかしてついに、…

「土と内臓」4

私は生協の委員をしていた時に、いろんな生産者の人たちと話をしたことがありますが、どうしても有機栽培の野菜の方が美味しいのかと、聞きますと、なんでかわからんが美味しいのです、と、実に呆れるほどわからなかった経験があります。美味しいと感じるの…

「日米合同委員会の研究」

暮れに買った「日米合同委員会の研究」を、ちらりと読み始めたが、内容があまりにアレで、心底げろげろになってしまう。元山くんのツイで、紀伊国屋に平積みになっていたので、これが売れると嬉しいみたいなのがあって、その一週間後くらいに、行ったのだが…

「土と内臓」3

年末年始やら終了で通常生活に復帰、おめでとうございます!やっと「土と内臓」を読み終えたので、少し紹介を続けます。前に読んだ「失われゆく我々の内なる細菌」と、テーマは同じマイクロバイオームについてです。土との方が、植物と食べ物に少し寄ってい…

トールキンの世界

http://wired.jp/2016/03/15/see-the-sketches-j-r-r-tolkien/トールキンの未公開のスケッチなどが、たくさん出たらしい。これを読むと、トールキンのマニアぶりは本当にすごい。「シルマリルの物語」読んでもそう思ったけど、「指輪物語」と言うのは、トー…

本の整理…

もりこさんのご心配通り、我が家の本はひどい惨状である。今年の暮れは本の整理をしようと決心したのであるが、今見た感じどうしても収まる場所がない。早々とげんなりしている。どこかに入れる場所を見つけなければならない。いろんな隙間に、もう先住民が…

「土と内臓」2

「土と内臓」のはじめの部分は、奥さんのアンの奮闘による、庭づくりの話である。彼女が庭にぶちまけまくった有機物とは何か。木材チップ、枯葉、かった草、コーヒーかす、動物園がタダ同然で売っている草食動物の糞を堆肥化したもの、自分で作ったコンポス…

「土と内臓」さわり

「土と内臓」があまりにもすごくて、まだ途中だが、また衝撃を受けている。地質学者と環境計画分野の生物学者である夫婦が、自宅の庭作りで、ゴミ同然のほとんどただのものだけを使って、(スターバックスの捨てたコーヒーかすとか、笑)5年間で土壌改良を成し…

本が届いた

「土と内臓」が届いた。すごい題だけど。扉に「失われゆく我々の内なる細菌」の著者の、マーティン・ブレイザーが推薦文を書いている。今日ついたみすずの新聞の一面の下の、他社の本の広告欄にも、築地書館の「土と内臓」の広告が出ていた。うん買ってよか…

三島に逃避中

三島由紀夫の「古典文学読本」を、逃避読書中であるが、最近出た文庫本だが、これは秀逸なものである。三島はやはりただものでない。すべての論を納得するというわけにはいかないが、文章のあちこちに、実に鋭い理解が、ポロポロ落っこちていて感心する。賢…

築地書館の本

築地書館から新刊案内がきて、またまた面白そうな本がどっさり。とりあえず「土と内臓」を買おうかと思っている。他にもいろいろあるが、一冊で我慢や。要するにまた、微生物ものである。笑ネットで書評を少し読んだが、その中に、お医者さんで自分の子ども…

「日本の枯葉剤」4

枯葉剤に行きます。ここは結構入り組んでいてわかりにくいので、少し整理します。枯葉剤とはどういう物か、ベトナムでの使われ方、生産に関して、副産物の処理とその後の在庫の処理についてなど。枯葉剤というのは、もともとは農業用に開発された除草剤であ…