松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

シャワー室

汽車から降りたユダヤ人は、手際よく、事務的に迎えられ、「シャワーのため」裸になるよう、勧めを受けた。時には石けんとタオルを手渡され、シャワーの後には熱いコーヒーが出る、という約束まで与えられた。事実、ガス室はシャワー室のように偽装され、水…

ファシズム

この「これが人間か」は完全版というくらいで、本編のほかに、「若者たちに」と、「若者の質問に答える」という文章が、一緒に読める。本の執筆はイタリアに戻ってすぐの事で、最初の出版は成功せず、粘り強く交渉し、1958年のエイナウディ社からのものが、…

阿呆たち!!

昨夜の徳島の件について、「踊る阿呆やるやん!」と、娘にメイルしてみたら、珍しく、「そのようだね!いけてる」という返信が来た。 今は忙しくて踊っていないが、娘は、神楽坂の連で男踊りを踊っていて、徳島の阿波踊りにも参加したことがある、あわおどり…

モンゴルで水害、、

連日の豪雨でゲルが埋もれている。遊牧民も家畜も大丈夫かな⁈ ミスターモンゴルさんついと、星野博美さんりついーとより モンゴルの水害の写真を見て、気候変動の影響がいよいよあちこちで出てきたという、恐ろしさを感じています。こんな事はかつてならあ…

ゼンマイ

先日姉が能登で干しゼンマイを買ってきてくれたので、久々に煮ました。昔から干すという保存法は、さまざまな形でありましたが、なま物をカビさせずにカラカラに干すには、それなりに手間のかかるもので、今では高級品になっています。石牟礼さんの本には、…

「これが人間か」

「休戦」は伝染病患者の部屋で取り残された仲間の、一人の死体を外に運んでいる時、ロシア兵が現れるというところから始まる。「これが人間か」は、逮捕された著者が、ゲットーに集められていたイタリア系ユダヤ人と一緒に、アウシュビッツに向けて出発する…

グリサホート=ラウンドアップ

「除草剤で末期がんに、米裁判所 モンサントに約320億円の支払い命じる afpbb.com/articles/-/318… この1人に320億払えという発ガン物質が、日本の100円ショップでは普通に売られてるのが日本らしさ/ダイソーの100円除草剤「グリホサート」東急ハンズ、島忠…

アサザ

霞ヶ浦のアサザが絶滅しました。この美しい光景はもう見られません。湖内に10カ所あった群落の内最後まで残っていた麻生の群落が消滅。国交省が自然を無視した水位操作を始めて以来減少し続けてきたアサザ群落は全て消滅しました。水位操作の見直しを求める…

「梁塵秘抄」4

今様はその名の通り、今現在の世の有様をいち早く歌にしているから、流行りのファッションから政治的な物まで、本当にテーマは多岐に渡る。梁塵秘抄を書いた後白河院は本当に面白い人で、次の天皇を誰にするかの、やばいゴタゴタに対する批判的なものも、自…

バッタ、鯵

庭の一番大きく育った万願寺とうがらしに、オンブバッタがいる。オスだが、いつもいつもいてほとんど動かない。ぴょんぴょん飛ばない。台風の時はどこかに隠れていたようだが、今朝はいつもの辺りにまたいた。あんまり動かないのでどこか悪いのかと、、婚活…

「梁塵秘抄」3

「神ならばゆららさららと降りたまえいかなる神か物恥ぢはする」 これは今回買った植木朝子編訳の「梁塵秘抄」には取り上げられていない歌である。井上靖の「後白河院」の中に出てきて、梁塵秘抄買うべ、と思うきっかけになった歌である。この全体的な不敬な…

合掌 黙祷

翁長知事の訃報に悲しみが湧き出てくる。ご様子から体調がかなり悪そうなのは、わかっていたが…かれを殺した者たちを私は許さないよ。本当にお疲れ様、翁長さん。いよいよ私も沖縄に行くべき時か。この衝撃に苦しんでいるであろう沖縄の人たちに、何かできる…

「梁塵秘抄」2

今様のテーマは本当に色々で、どれから紹介しようかと迷ったが、それなら聞いたことある、とみんながわかるものが、良いと思って、これにした。 「遊びをせんとや生まれけむ戯(たわぶ)れせんとやうまれけん遊ぶ子どもの声聞けばわが身さえこそ揺るがるれ」一…

「梁塵秘抄」さわり

日曜日の午後に地元の本屋に注文した本が、火曜の午前中に着いた。みんな達も本は本屋さんで買いましょう。これで安心して読める。借りた本は付箋とか付けられないから。 「梁塵秘抄」をパラパラ読み始めたが、予想に違わぬ面白さ!今様は歌うものだからどう…

見本到着

歌留多の最初のワンセットが、見本として届きました。なかなか良い出来です。カルタの厚み張り、裏紙の感じも素晴らしく、物として存在感があります。さすがに創業200年の天狗堂の実力か!これからは箱を作ると、本当の出来上がりです。今回は展覧会のDMは、…

彼なら採用しかねない…

サマータイムとか考えなくても、オリンピック期間中は、気温に0.8をかければいいんじゃないか。30度が24度になるよ。ちょうどいい気温になる。すごい差である。と同時に日本烏賊大を受験した女の子たちの、得点の劇減りを実感して、愕然とした。

これや!

屋根に太陽光パネル載せて電気代節約するより、屋根に藁葺き屋根乗せたら、クーラー自体が要らないほど、涼しくなるというのを、ついとで見かけた。これはそそられるやんか!!うちの屋根こうしたい!!

次から次と

今日は広島の原爆の日。アウシュビッツの本を読んでいると、今の日本の状況が、完全にリンクして、ほんとうに怖い。本当に。 東京烏賊大の人が他校もやっているから、問題だと思わなかったと言っているが、蛸を突っ込めるメディアはあるのか。日大がほぼそう…

お願いだぜ!

ついに、「これが人間か アウシュビッツは終わらない」にかかった。私はこれが彼の代表作であり、様々な国で読まれ、今世紀に読むべき本に選ばれている、大事な一冊であることは知っていた。それなのにこれを最後にしてしまった。もちろん恐ろしかったからで…

なまはげ!

娘は仕事や遊びや農業など、とにかくやる事が多いので常に忙しく、私のメイルなどは大抵放置される事が多い。今回は珍しく秋田の写真を送ってくれたので、少しお見せしよう。実演というのがあって、コレが動くとメチャメチャ怖いらしい。確かに泣くレベルや…

丸出し感

昨日久しぶりに犬の散歩で会ったご婦人に、まぁそんなにあし出して平気なの?と言われた。私は半袖Tシャツに半ズボン、足元はゴムサンダルで、気に入ってるTシャツと山用の半ズボン(男物だが)、サンダルはモンベルの脱げにくいタイプ。自分では特に問題があ…

「休戦」おまけ

プリーモ・レーヴィと私とでは、生まれた時代も場所も受けた教育も食べたものも、全く違うわけだが、どうしてこうも何の問題もなく共感できるのだろうか。現在日本に住んでいる多くの日本人の、考え方や行動の方が、私には理解できないものが多いように思う。…

「休戦」6

ロシア人と歌についてもう一つ、短い文章だが非常に印象的だった話を。 長い間いろんなところで散々待たされ、その都度、希望や郷愁の思いと絶望を繰り返したが、ついにイタリア人たち、(アウシュビッツ生き残りだけではなく)総勢1400人を乗せた列車が出発す…

いやはや

袴田さんの裁判をひっくり返した裁判官が、希望退官したという。圧力に屈した自分のケジメなんか知らんが、あんたの気持ちは収まるかもしれんが、袴田さんはどうなるの…裁判官という職業はそんなんでいいのか? 裁判制度が、もうむちゃくちゃに、なってるん…

「休戦」5

1945年5月8日に戦争は正式に終わり、ロシアもヴィクトリーデイということになった。 この時に著者は、やや呆気にとられながら、ロシアの隠し持っていた強烈な魅力に、圧倒される。「ソヴィエトは巨大な国で、その内奥に大きな情熱のかたまりを宿していた。そ…

「休戦」4

彼らはポーランドにあったドイツ軍の収容所から、ロシア軍によって助け出された訳だが、ロシアの組織の特徴は、今風にいうとアバウト、全てが大雑把。誰に聞いても先の予定はわからず、実は計画というほどのものは、そもそも存在しなかったのかもしれないと…

「休戦」3

この本には正にありとあらゆる種類の人々が出てくる。同じ収容所の生き残りの中には、ちっぽけな悪党や商人やレンガ工、その他いろいろの風変わりで個性的な人物が登場する。著者自身はトリノで化学を学んだドットーレであり、インテリである。しかしそうい…

白神山地だと?!

娘は明日から秋田に遊びに行くらしい。白神山地と竿灯祭りとなまはげ博物館。私は実は秋田行きてーと思っていた矢先で、それを聞いて実はかなりムカついた。しかしムカつきを察知した娘は、なんかお土産買ってきてあげる、と言うので、とりあえず麹をお願い…

「休戦」2

レーヴィは九死に一生を得て、アウシュビッツから抜け出したわけだが、そこから直接トリノに帰ってこられたわけではない。ぐーっと、右の方に、ロシアの奥の方を回って、それから下の方へ行って数々の国を通り抜けて、さんざん大回りをして、イタリアに帰り…

プリモ・レーヴィ

プリモレーヴィの再読運動が、姉方面で起きていて、私は「今でなければいつ」しか読んでなかったので、今「休戦」を借りて読み始めた。彼はトリノで捕まりアウシュビッツを生き延びた。ドイツが逃げ出す時、たまたま猩紅熱にかかっていて、伝染病の病棟にい…