「ユダヤ人の起源」げっと
「ユダヤ人の起源」が文庫本のくせに、
えらい厚くてびっくりやんか。
帰りのバスで少し読んだが、
序文からこれはすごいぞと、
私の長年求めていた本だとわかった。
訳者の解説を読んで、見識の高い事に驚き、
検索してみたら、
なんと高橋武智氏は本物の活動家だった!
ベ平連の仲間で、ベトナム戦争の時、
脱走アメリカ兵を非合法で逃す活動に、
従事していた本人であった!!
小田実や鶴見さんの仲間であった。
さすがに東大の仏文出ていても、
偉い大学の先生などにはなっていない。
またこの翻訳の話は(デイズジャパンの)広河さんから来たと。
広河さんは著者のサンド氏とお友達らしい。
私の頭がついていくかが唯一の問題だが、
優れた著作であると確信する。
あの大戦の後、多くのユダヤ人は、
安住の地を求めてイスラエルに行くが、
現在のイスラエルはそんな夢のような国とは思えない。
それどころかシオニストはネオナチと組みさえする。
強烈な倒錯の世界である。
パレスチナの問題もよくわからないことだらけ。
頑張って読んでみたい。
ユダヤ人、ヴァイオリン
ユダヤ人の起源について調べようと思ったら、
まさに「ユダヤ人の起源」という本があって、
待望の文庫版が出たと言うことで、
良い本らしいので読んでみようかと存ずる。
またヴァイオリンの歴史にについても、
何か読んでみたい。
大元はイスラム圏の楽器だが、
イタリアで良いものが完成し、正統派クラシック業界では、
ヴァイオリンと呼ばれ、
その他の民族音楽業界ではフィドルと呼ばれるようだが、
これはイタリヤ語と英語であり、
基本的に同じものだそうだ。
先日読んだ「今でなければいつ」の
ユダヤ人パルチザンのリーダーは、
いつもヴァイオリンを弾いていた。
ウクライナのユダヤ人の話に、有名な、
「屋根の上のヴァイオリン弾き」というのもある。
イギリスやアイルランドで歌やダンスに必ずフィドルが出てくる。
新大陸でもカントリーアンドウエスタンに、
フィドルは登場する。
ヴァイオリンはどういう歴史をたどって、
様々な場所で弾かれるようになったのだろう。
物悲しくも壮大な気分
先日買ったCDの解説を読んでいたら、
意外な記述に会った。
ロビーのお母さんは先住民の女性であると。
改めて調べてみたら、ラストワルツの解散から、
なお11年を経て、インタビューの中で本人が話したらしい。
その後は積極的に先住民の音楽をテーマにしたアルバムなども、
作っている。
父親はユダヤ人のプロのギャンブラーであったが、
タイヤ交換中に道路で車にひかれて、
彼の幼い時に死んでいる。
お母さん以上になかなかびっくりである。
ロビーはインディアン居住区で、
ほとんど極貧と言えるような子供時代を過ごしたらしい。
うーん、である。
私の好きだったチャールズとロビーはともに、
バンドの中のソングライターであったが、
やがてチャールズはフェイドアウトして自死に至る。
私は内心、彼をスポイルしたのはロビーに違いないと、
根に持っていたのだが、笑、
それぞれに複雑なものがあるのかもしれない。
ついでにみんなのウイキを見てみたが、
リックダンコは田舎の農家の倅で、
その頃の日常の中にあったフィドルに親しみ、
ポルカなんかも好きだったと。
いかにもいい奴そうな可愛いリックが想像できる。
ローラインガルスのパパのように、
その頃生活の中には、楽器や歌があったんだね。
ガースだけは大学も出ているインテリ階層の人で、
父親は昆虫学者である。
彼は、教会のオルガンに夢中になって、
この道に入ってきたのである。
あのキースも聖歌隊でボーイソプラノで歌っていた。
イギリスにおいても、ビートルズにしろ、
ストーンズにしろ、いわゆるチャブである。
我々の若い頃に嗜んだロックは、
こういう人たちが作り出していたんである。
ビッグピンクのジャケットの絵は、
ディランの手によるものだが、
頭に羽をつけた人物が一人描かれている。
ディランはロビーの出自を知っていたんだろう。
二人はユダヤ人繋がりでもある。
あらゆる歴史はこうして作られていって、
そして二度と元に戻ることはない。
何もかもがうねるように、変化して、
様々なことが影響を与え合い、今を作っている。
なぜか物悲しくも壮大な気分になってしまった。
DM画像
ここ何回かは、
DMを息子氏に作ってもらっていたのですが、
先行の箱も遅れに遅れ、
これは自分でやったほうがいいかなと。
ただ私のパソコンはアドビ様の意地悪にて、
正しく動いてくれないし、
データ入稿は私には難しいので、
桜沢くんにお願いすることにした。
夫がお仕事を一緒にやっている人です。
この写真は自分で撮ったのですが、
いかにも実写の自然光の感じにしたかった。
最初のが暗いとダメだし食らって、
場所も変えて、翌日にリテイク。
かるたはガラスに乗せているんだけど、
ガラスに下駄を履かせ、真下に白い紙を敷き、
良い光を待って激写しました。
こもれび入りです。
窓際の棚の上に乗って異常な体勢で。笑
カメラを持っていないのであいほんです!
あいほんはすぐパースがつくので、
真上から、ハガキサイズのプロポーションで、
一発どりだから、なかなか難しい。
今度は合格しました。
真ん中のかるたはタイトルの描き文字を、
はめ込んでもらったのですが、
こういうかるたが本当にあるみたいに仕上がりました。
彼はものすごく丁寧に切り抜いてくれて、
鳥さん画像も綺麗に乗っかりました。
チーターさんは彼のセレクト。
「ねぇ、ちょいと、展覧会きてよねっ!」
とこっちをガン見していて、なかなか良い人選でした。
山から帰った翌日に(もし行けたらだけど…)
印刷が上がってくる予定です。
前回出したところにはまた出しますが、
やまの読者でDM欲しいという人がいたら、
鍵メイルで住所を下さい。