松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

無事産まれました

赤ちゃんが生まれました。
お母さんが血圧が高くなったとかで、
急遽帝王切開でした。
2人とも元気なようです。
私は帝王切開は避けたいと心の中で強く思っていたので、
そこはかなり残念です。
まず最初のママからのマイクロバイオームを、
受け取り損ねました。
写真を早速送ってくれましたが、
やはりぴったりフィットのゴム手袋でした。
世界には新生児は裸で抱っこするようにと、
注文する医者もいるのに、これも残念。
日本では仕方ないね。
まずは元気に誕生してよかったです。

クソババアになりましたが、
今んとこ特に感慨はないですね。
自分が子供を産んだ時もそんな感動とかはなくて、
産院から帰って実家の部屋で夜、
あちこち観察して、
これは面白そうだと思った事ぐらいでした。
娘は手がかからない子で、
特に不安に感じる事もなかったし。
私はけっこう薄情なタイプかもしれません。
ただ基本的に動物好きなので、
赤ちゃんはかなり可愛いと思いますけど。

クビなの?、大正時代

今朝の新聞に神社本庁の、
不動産と出版に関する様々な疑惑が、
記事になっていた。
ずっと前から言われていた事だけど、
神社本庁日本会議の根幹部分で、
もちろんソーリーともお親しい間柄である。
神戸製鋼についても何十年もやってた不正が、
なんで今出てくるのかも不思議な気がする。
アメリカが大金を巻き上げようと乗り出してきているし、
普通に考えて潰れるというか吸収される感じでしょう。
神戸製鋼はソーリーがお勤めしていた会社で、
ついこの前もここで講演していた。
選挙の結果はどうあれ、彼は、
ついに降ろされる前提で話が運んでいるような気がする。
抑えが効いてない。
しかしなぁ、日本はもう完治できないほど満身創痍だよ。

志賀直哉は金持ちの息子だから贅沢というのもあるが、
大阪の岸本水府はごく庶民的な生まれで、
父親は割りに早くに亡くなっているし
決して金持ちではない。
それでも道頓堀あたりで遊んでいる彼ら川柳仲間も、
美味しそうなもん食べて結構楽しそうであった。
東京も大阪も、大正時代の都会の空気は、
のびのびとして割りにオシャレで、
なんとなくいい時代だったような気がする。
戦争になる前までの日本は、
かなりいけてたんじゃないだろうか。

「暗夜行路」

今「暗夜行路」を読んでいる。
初めてである。
これは1922年が初版である。
大正11年という事だが、
小説とはいえ、生活が今よりずっとリッチで、
羨ましい。
本当になんというか、豊か。
これは東京が舞台で全国的にこうだったとは思えないが。
以前も大正時代の話で、舞台は大阪で、
リッチだなぁと思った事がある。

人々の通信手段は、借りてかける電話と電報と手紙、
あと実際に家に行く。
特に不便のようにも思えない。
人々が連れ立って遊びに行ったり、
食事をしに行ったり、お酒を飲みに行ったり、
よく出歩く。
今の日本でこういう事はなかなかできない。
特に若い人は。

友人が松茸のカゴを下げて訪ねて来るなんていうの、
よだれが出ちゃう。
松茸なんて何年も食べてないよ。
子どもの頃は、松茸をもらって、
家に帰ったら家中あの香りでいっぱいだった記憶がある。
私の子どもの頃はまだ本当に香りの強い松茸があった。
なんか食べ物の話ばかりであれだけど。笑

これは長い小説で、古い文庫本で字が小さい。
字のサイズは今の本に比べると4分の1くらいだ。
ゆるゆると読む。

ユーカリむしゃむしゃ

全く面白い。
ついおととい、しいさんの応援に行った、
未来公共の女の子が、
顔が動物になる変なアプリで写真を撮って、
しいさんが犬だかになってアップされてて、
ご本人がこの写真には驚いたみたいな言葉を添えて、
リツイートしていた。
昨日はあのレジェンド不破哲三氏がこのアプリの、
ターゲットにされた。
うさぎバージョンの写真と、コアラの動画があって、
動画では、
ユーカリと思しき葉っぱをむしゃむしゃやっている。笑
なんとその上、共産党の公式ツイッターが、
これを背景写真に採用し、夜見たら、
「ユル不破」というハッシュタグまでできていた!!
最初に言ったのは木野さんだと思うが、
うますぎる。
(不破さんはちゃんと手を口元に動かすという指示を、
遂行しているとみられ、協力的で可笑しい。)

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野党が一本化できなかった杉並8では、
生活者ネットがネックだったようだが、
ノブテルを立憲民主が追いまくっているという情報があったので、
私は立憲民主に入れようと思う。
ダントツトップを続けてきた彼さえ、
こうなるんだから、安心はできないだろう。
新聞は横並びで与党圧勝のみだしだけど、
こういうのは信じなくてもいいと思うよ。
毎日いろんな事が起きて状況は刻々変化している。
私も昨日野菜を持ってきてくれた、
味噌作りの仲間に比例は共産でとお願いしておいた。

山本太郎!

山本太郎は、歩くというか駆け回る「野党共闘
である。
実に自在に国会に必要な人を応援している。
えだのんが「共闘という言葉は使わない、連携である」
と言い続けている中にあって。
まさにその中にあってである。
「野党は共闘」という声の中で、
あのシールズの仲間がコールする中で、
お立ち台で手をつないでいたのに、
自分では使った事がないという。
ま、もちろん応援はするけどさ。
もういっちょう、共産党押してみようぜ。

はるか斜め上

先日来ツイッター上で目にして、
愕然とした話、2つ。

大学生が世論調査の電話を受けたという話で、
知っている政党は自民党しかなかったので、
そう答えたと。
また、アニメ制作会社に勤める友人に、
立憲民主党を知っているかと聞くと、
知らないと答えたばかりでなく、
選挙がある事そのものを知らなかったと。

若者の政治離れとか言ってるけど、
事態は案外想像を絶するレベルなのかもしれなくて、
強烈な脱力感に襲われている。

 

牛肉の話から

息子から牛肉が美味かった写真が送られてきた。
私がもっとレアに焼いたほうがいいのにと返信すると、
妊婦に生っぽい肉はダメなんだ、刺身も食べていないという答。
なぜかと聞くと、免疫力がどうじゃらというが、
どう考えても免疫力の話に関しては、
私のほうがずっと詳しいので、
これは一体なんだろうと、少し調べてみた。

魚に関しては厚生省から、
水銀の含有量の高い魚に関する注意が出ている。
肉に関しては、
トキソプラズマに関係しているらしい。
しかしである、山のように出てくる、
妊婦にNGの話を読むと、
妊娠初期のアルコールの害はよく知られているが、
というような前ぶりもあるが、
これ自体が実は怪しい。
以前キッドという本の紹介をしたが、
里子を迎えるにあたって、
妊娠初期にビールを飲んだという事が大問題になる。
ダンはネット検索して震え上がるが、
多くの医者や研究者の話を聞き、
「因果関係はあるとは言えない、
アルコールのせいにしたい人がいるという事」
というところで落ち着くのである。

水銀に関しては、たぶん海中の水銀汚染が進んで、
以前にも増して水銀を含んだ魚が増えているという事だろう。
トキソプラズマに関しては、
大人になっての感染はほぼ問題がないが、
免疫抑制状態ではまれに症状が出る。
しかしこれの対応が笑えるレベルに、
殺菌殺虫、抗菌滅菌の嵐。
猫に触るな、手を洗え、よく火を通せ、
など現代人の大好きなアレが山のように書いてある。
トキソプラズマ一匹を駆除するために、
あらゆる細菌を皆殺しにしなさいという注意書きであった!

逆に言うと、要するにこれは無視できない率で、
新生児のトラブルが多いという話なのだろう。
そこに放射性物質や農薬や遺伝子組み換え、
細菌の重要な働きの話は出てこない。
多くの人がアクセスする情報の中では、
トキソプラズマやアルコール、タバコの害などが、
クローズアップされており、
これらを必死に食い止めるために、
もっと恐ろしいものを放置させている。

我々は恐ろしい時代に住んでいると改めて思う。
息子夫婦を不潔信仰の信者にするのは、
ちょっともう無理だろう。