松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

フランスの続き

私がマクロンの発言で注目したのは、
植民地に関するものです。
「植民地化はフランスの歴史に属しており、
これは人類に対する犯罪だ」
「植民地支配は残酷な誤りだった」
(2月アルジェリア訪問の際の発言)
バリケードでは問題は解決しない。国家の真の投資が必要だ」
警官の黒人青年に対する暴行に抗議して暴動が発生した時)

これらの発言は当然保守派の激しい批判にあっている。
いわゆる「西洋の文明国」は植民地支配を通して、
それらの犠牲の上に立って繁栄してきたわけである。
しかし、彼らは往々にして、植民地は民主化
経済発展などの恩恵を受けているという詭弁で、
それを正当化する。
歴史修正主義オルタナファクト、ポストトゥルース
これら傾向はわが国でも花盛りであるが。

マクロンは今までフランスの政治を牛耳ってきた、
ENA、国立行政学園の卒業生であり、
強固な学閥の一員である。
しかし二大政党のパターンを崩し、
古いフランスの価値観に囚われず行動するところに、
(奥さんとの年の差問題も含めて)
その若さに由来する部分もあるかもしれないが、
期待したいという国民も多いのではないか。

フランス人は文明人の誇りによる、
巧妙な本性隠しが上手い。
口では博愛とか言っていてもお腹の中は、
大変に怪しい。
そこんとこをキチンと暴露してくれるんじゃないかと、
私はちょっと期待している。

モンステラ

去年買ったモンステラが、
冬の間もぐったりしないで、
元気に成長し続けている。
うちは冬場の室内温度が異常に低く、
外とあまり変わらないので、
観葉植物はつらいらしい。
でも、このモンステラは寒さにも大変強い。

2度目の植え替えをしてやった。
うちにあった大きいサイズの鉢の一つに。
これ以上大きくなると移動も大変になるなぁ。
茎に沿って出来た細くまるまった葉が出てきて、
開いていく時の様子が面白い。

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カーテン完成

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今日は台所のきったないブラインドを外して、
カーテンをつけた。
前からやるつもりだったが、土曜日に救世軍に、
生地を見に行ったら、
予想以上に上等のレースがあったので即決した。
たぶんテーブルクロスだと思うが、
外国のものかもしれない。
レースはドルチェになりすぎるかと思ったが、
これは本物の美しいもので500円だったので。笑

私の山勘で半分でちょうどという判断だったが、
家に帰ったら本当にぴったりで驚いた。
半分に切って切り口にミシンをかけ、
これも家にあった平ひもをくっつけた。
私の発明でたくしあげ用の、
洗濯バサミをぶら下げた。
つまむ部分を変えると、
長さが変えられるナイスなシステムやろ。
格調高いレースなので、
甘い感じがなく(柄じゃないからね)
大変よくできました。

世界からまた

どこの国の国民もいろいろ苦労しとる。
世界でフランスの選挙の話を読んでいるが、
西谷修先生のこれも面白い。
あめりかでは、
クリントンというネオリベがあまりにも危険だから
やらせたくなくて、鼻をつまんで、
ナショナリストのトランプに入れた人も多い。
トランプはその後かなり政策を変えてきて、
まぁ多くの人は裏切られたと感じている。
フランスではちょうど反対で、
マリーヌルペンという極右ナショナリストと、
マクロンというネオリベの二択になった時、
鼻をつまんでマクロンに入れた人が多かった。
マクロンの経歴は綺麗なネオリベである。
財務官僚からロスチャイルド銀行を経て、
前政権で規制緩和政策を担当した金融エリートである。
ところがこの人は当選してから、
少し様子が予想と違ってきている。

続く

一昨日のおかず

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徳島の「谷ちくわ商店」のちくわをもらった。
これは異様に美味いのである。
ここはちくわのみにかけているのか?

キムチが少し残ったので、この時期だけど、
キムチ鍋的なものを作った。
私は鍋じゃなくて蒸すんだ。
塩麹漬けの豚バラと、大根、人参、ちくわ、とうふ、春雨。
ごま油で炒めてから、コチジャンと醤油、赤酒などを入れ、
小エビをパラリとしてから弱火で蒸す。
春雨は野菜が柔らかくなったら入れる。
春雨はすごい勢いで水気を吸うので、
もう少しで焦がす所だった。
正統かどうかは、わからんが、
韓国料理はお魚系のお出汁によく合う。
ちくわと小エビでバッチリ。
ぬか漬けはズッキーニや。

豊洲!

小池百合子
アメリカが次はユリコでと、
指名したという話もあったぐらいで、
ネオリベ、グローバリストが支持しているんだから、
豊洲移転は当然な訳ですが、
築地を散々引っ張ってここまで来てその事で、
都民の人気も獲得したわけです。
それが選挙直前になって豊洲移転を発表したのは、
どういう事でしょう。
自信でしょうか。
せっつかれているんでしょうか?

選挙はトップでなくても当選すればいいのです。
全ての選挙区で、ビリ争いでもいいから、
全ての共産党が入ればよい。
山本太郎共産党押しを宣言してますし。
出来れば自民、都民ファとせって勝つのがいい。
公明は完全に下り坂だと思う。
民進は野田蓮舫コンビが酷いから、
政党では勝てないんじゃないか。
国政では個人技でもっているが。
小池百合子は傀儡っ気が強いですから、
独裁させたらいけないと思う。
東京は完全に外人に握られてしまうような。
美濃部さんが知事だった時代があったなんて、
もはや信じられん。

山城議長のインタビューから

デイズと世界の両方に、
ひろじさんのインタビューが出ていいたのですが、
一見なんて事ない所でグッとくるものがあった。
辺野古のテント村、高江のゲート前という空間は、
権力のまさに反対側。自由で平等で、
暮らしや命を守ろうとする人たちが集まる場所。
そういう空間が大事だし、大好きです。
これほど守りたい場所は他にはない。」

私はどちらも行った事がないのですが、
初めてここを訪れる人は、マイクを渡され、
自己紹介するらしい。
警察に持って行かれた場合、
誰だかわからないと困るからだと言います。
ひろじさんが逮捕された時も、
これらの現場の他に那覇署などにも人々はいって、
外から激励し続けました。
最後まで開放されなかった、
東京からきた高橋組長に対しても、
ずっと手書きのプラカを掲げて、
スタンディングしている人達がいた。
私は本当にここは素晴らしい所だと思っていたので、
この文章を読んで急に涙が出ました。
沖縄の人のどんな厳しい中にあっても、
決してへこたれず暖かさを失わない、
逞しい優しさが凝縮している場所です。
ここでみんなは歌ったり踊ったりもしながら、
来る日も来る日もダンプを止めようと体を張って、
ごぼう抜きされ続けている。